※この記事は2025-2026年度「獅子吼Vol.1」に掲載されたものをWeb用に再編集したものです。
島根県立大学あかえんぴつくんキャンパスライオンズクラブ&島根県立大学DSACキャンパスライオンズクラブ
島根県立大学あかえんぴつくんキャンパスライオンズクラブ会長の能丸紗羽さん(写真右)、島根県立大学DSACキャンパスライオンズクラブ会長の吉田倫子さん(写真左)
奉仕活動の輪を、世界中で。
Q.どちらのクラブも大学内のサークルが元になっていると聞きましたが、これらのサークルに入った理由を教えて下さい。
吉田:
はい。「あかえんぴつくん」は献血活動サークル、「DSAC」は災害研究会として活動をしており、この2つがそれぞれキャンパスクラブになりました。
能丸:
私は将来保健師になって地域の人の役に立ちたいと思っているのですが、入学時に色々なサークルをみて回ったとき、地域のために献血活動をしているところに興味が湧いて「あかえんぴつくん」に入りました。
吉田:
私は看護学科に在籍しているということもあって、せっかく医療を学んでいるのであれば、学生のうちから多くのことを学べるサークル活動がしたいと思ってこれらのサークルに入会しました。
Q.今はキャンパスクラブになってLCの一員となりましたが、LCの第一印象を聞かせてください。
能丸:
実はLCのことを全く知りませんでした・・・。ですが、皆さんと一緒に活動していく中でLCについて勉強し、キャンパスクラブとしてLCの一員となったときには仲間意識が芽生えていました。献血活動や骨髄バンクなどの奉仕活動の輪を、世界中で広めている人たちと繋がった気持ちになって嬉しかったです。
吉田:
私はライオンズクラブという名前は聞いたことがあったものの、詳しいことは知りませんでした。地域の偉い人たちの集まりというイメージだったので(笑)、もしかしたら硬い感じの組織なのかなと思っていましたが、一緒に活動をしてみると気さくな方が多くてビックリしました。また、社会奉仕に対してこれほど高い意識をもって取り組んでいる大人達がいるということに驚きましたし、素晴らしいなと思いました。
能丸:
献血活動などで自分が声がけした人が実際に献血や骨髄ドナー登録をしてくれると、自分が世の中の役にたっている実感が持てて嬉しくなりますが、こうした体験を通じて、いまはキャンパスクラブが私たちに普通の大学生ではできない経験をさせてくれているのだと思っています。
Q.これまでのLC活動で印象に残っていることがありますか?
吉田:
私は出雲市で開催された「くにびきマラソン」のボランティア活動が印象に残っています。このイベントでは目の不自由な人に伴走するボランティアや、骨髄ドナー登録の呼びかけ、また参加者へじじみ汁を提供するなどの活動を行いました。
規模が大きなイベントだったというのも思い出深いのですが、それよりも私は実行委員会のメンバーとして計画段階から関わらせてもらうことで、「0」を「1」にするという経験を積ませてもらったのが記憶に残っています。
能丸:
私の方は大きなイベント等ではないのですが、日々の献血活動などの中で自分の成長を感じています。大学に入ってこの活動をはじめるまで、献血は献血センターに行かないと出来ないと思っていたり、骨髄ドナーについては何もしらなかったのですが、活動をしていく中で詳細を知るようになると「困っている人のために自分はもっと頑張れるはずだ」と思うようになりました。こうした自分の中の変化が印象深いと思っています。
吉田:
こうした経験を通じて、大きなイベントでも日々の活動の中でも、学生だけでは成し遂げられないこと、経験できないこともLCの力があれば実現可能だと感じるようになりました。
能丸:
LCの力を借りながら、いま私たちに出来ることを精一杯やって、多くの人に献血活動や骨髄ドナー登録を広めて行きたいと思います。